2021名古屋大学理系数学2番

（１）（２）は必須。（３）は手に届く範囲の難しさかなと思います。日曜日などいつもより時間のあるときに、いつもより多めに考えて、解けたときのうれしさを感じてほしい、そんな問題だと思います。

【ごあいさつ】
ご訪問いただきありがとうございます！
初めての方、初めまして。
初めてではない方、いつもありがとうございます！
山下達郎さんのサンデーソングブックというラジオ番組が大好きな学習村の岡村文昭です。
日曜日の午後2時から素敵な癒しのオールディーズが楽しめます。
毎回、達郎さん選曲のアルバムを解説付きで聴いているようなものだと思います。
4月11日の放送は、「極私的 村上"ポンタ"秀一 追悼」特集でした。

放送とは関係ありませんが、Juice=Juiceの新譜DOWNTOWN
（達郎さん、大貫妙子さんらが組んだSugarbabeの曲のカバーです。）





さてさて。



分野は数学Ⅱで、対数関数。

（１）はこの分野を習ったばかりでも解けるシンプルな変形の問題。
（２）も、ちょっと手数はいるけれど、シンプルな変形の積み重ねである。習いたてでもがんばれるレベル。
（３）3次方程式の解の公式「問圧＊」をふだん解いてきたかどうかで運命が別れるかもしれない問題。なお問圧とは、問題から感じる「圧力」みたいなもので、ニュアンスを伝えたいために自分が使っている造語です。問圧的には、最初から「これは絶対解ける」と確信できる感じがする問題。おそらくではあるが、特別な入試対策しなくても、十分に解ける人も少なくないと思う。

ここに掲載したものは自分の解答ではあるが、ちゃんとした模範解答と比べると、見栄えはよくないし、何よりも泥臭いと思う。
だから自分のように、泥臭いけれど、正確な論理で解きたい不器用な人によっては
理解しやすいのではないかとも思う。

もしも参考になる点があるとしたら、三次方程式の形にして、グラフにするところ。
これは何をしたかと言うと、その時点でできることをしただけなのだ。
カッコいい変形じゃなくて、できることをしただけ。
与えられた式から3次方程式の解と係数の関係が使えるので、
g(x)を作ったら、グラフの外形が分かる。
だったらg(x)の正負は分かるはず。
まず、その絶対に到達できるところを目指しだだけなのだ。

あとは登り切った山を降りるように自動的にできた感じ。

振り返ってからまとめれば、もう少しスマートな解答になるかもしれない。
でも、思考の跡が見えるような流れの方が自分には好ましいのだ。

誰かのために役立てれば幸いです。




では、こんなところで。