今日は新規生徒によく言うことの一つ「塾の予習授業は本来の予習ではない」って話です。ただ考え方は人それぞれあっていいと思いますので、あくまで「自分はこう思う」という立場です。ただ中学生のときに予習授業を「ふつう」に受けてきた人で、高校で伸び悩んだ時に、一度点検してほしい考え方です。自分の予習は受け身になっていないかどうか?すぐには分からない人もいるとは思いますが、未来に期待して、書いてみます。

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よかったら。


さて、今日のお題は・・・


【ブログ】新規生徒に口が酸っぱくなるほど言うこと



先日、数学のテストで60点アップした生徒との会話です。入塾2ヵ月なので、新規生徒の参考になるかなと思って書きます。

数学は伸びたものの、今回は英語表現のほうでトホホな結果となってしまいました。

確か、入塾した時は、数学が赤点で、英語は「大丈夫!」という話だったのですが・・・

ただ、このときから、大丈夫かなと心配はありました。
そこで、毎回初めに、口頭で英作文をやることにしました。
口頭でやると、発音も含めて、総合的に判断できます。
毎回きちんと覚えてきます。
部活があっても、まじめに取り組むし、短期記憶も強い。

しかし、心配は的中しました。
(はやめにわかってかえってよかった)

実際、よくあることなのです。

数学が苦手で入ってきたけど、実は英語も・・・というパターン。

中学英語でだいたい80点ぐらい、中の上から上の下あたり、300人の学校なら100番以下になることは一度もないようなあたり、テスト前の集中学習で定期テストはいい結果を出すけれど、実力テストではいまいちになるような・・・そんな感じかな。

ちなみに、中学1年の3学期で26、27点だった生徒が中2から本格的に入塾し、最終的に愛知淑徳大学の英語学科に進学したり、中2の4月入塾で英語単独で199番アップした生徒は、中学の時に、英作文の徹底的な練習や、教科書を日本語に訳して、それをすべて英語で書けるようにする練習を積み重ね、高校で英語に困ることはなくなりました。(なお英語の内申点が2の場合こちらの募集は中1の3月~中2の4~5月あたりで打ち切ります。それ以後は顕著な伸びは厳しくなっているからです。ペースの緩やかな
この時期に復習を仕上げる必要があります。)


閑話休題(さて)



「中学のときは(英語の)予習ってしてたの?」

「やってました」

「本文の訳を書いた?」

「あ、塾で予習やってたので」

「塾の予習の予習ってしてたの?」

「それはやってないです」

「あ~、塾の予習授業って、本来の予習じゃないんだよね」

(よく分からない顔をしている)

「予習って、誰の手も借りずにすること。自分でやると、どこでつまづくか、はっきりするでしょ。
上手な授業は、確かに分かりやすいけれど、自分がどこが分からないのか見えなくなっちゃうんだよね。(実際、その後の指導で、今日学校でやったことを口頭テストしてみたら、まごつくまごつく)」

【ちょっと解説】例えば、自分の好きなアーティストのコンサートをいくら「すごい」と思って熱心に聞いていても、自分自身が練習しない限り、上達は決してしないように、授業を聞いているだけでは自分の実力にはまったくつながらないことは想像できると思います。サッカーや野球でも同じで、憧れの選手の活躍を見ていれば、わくわくします。でも、自分自身が練習しない限り、まったく上達しません。テレビでは、林先生や、池上彰さんや、東大王の方々など、番組としては面白いと思います。では林先生や池上さんが教えてくれたことは、もう一度再現できるでしょうか?かなりうろ覚えになるのではないでしょうか?

私たちは授業を聞いているだけではちっとも進歩はしないといっていいと断言して間違いないと思います。

そして授業されていることは、教科書や参考書に書いてあることです。

さらに、自力で予習して疑問点にぶつかったとき、それを調べたり、考えたり、それがこれからの時代に必要とされる

「思考力・判断力・表現力」

のはじめの一歩になると、自分は考えています。

だから自力で予習をしないことは「もったいない!」のです。

自分の予習のイメージは、まだ誰も踏み入れたことのない未知の世界へ、自分の足で踏み入れるようなイメージです。
だから授業をただ聞いているよりも、わくわくする時間なのです。

そんな冒険の世界へ、ぜひ入り込んでいってほしいと思うのです。



突飛だと思いますか?

でも、これ最近流行っているんですよ。

いわゆる「反転授業」という言葉が出てきてずいぶんたちます。

家で動画などで授業を見て、学校で演習をするという形です。

別に動画でなくても、教科書でも参考書でもできます。
ただ教科書や参考書でできない人が多いから、そういう人でも動画を使えばできるような時代になったということだと思われます。

演習というのは「問題集を解く」ということと同じです。

ただ、言葉の定義なんてどうでもよくて、自分がちゃんと考えているかどうか、そして身についているかどうかが大切なところ。



【反転授業は特に新しいものではない】
自分で予習している人は、「教科書や参考書を読んで予習」は、ずっと昔からふつうにやっていることだからです。
ただ勉強が苦手な生徒は、教科書や参考書だと分かりにくい面があります。
しかし現代ではYouTubeが火つけ役となり、教育動画が豊富に登場してきました。
「反転授業」が誰もが知る表舞台に出てきたのは、動画の普及と無縁ではないでしょう。

最近の予備校だと「日本初の授業をしない!武田塾」は問題集を使った反転授業だと自分はとらえています。志望校に向けて、がっちり計画を立ててもらって、自分で問題集を進めてもらって、
必ずテストする。そしてテストに合格しないかぎり、次へはすすめない。シンプルです。

当たり前のことを愚直やる。
このことが今までの予備校ではできていなかったので、武田塾が今飛躍しているのでしょう。

武田塾が出てきた頃は、東北震災の前あたりで、動画に大仏が出てた頃です。☟



「授業をしない!」

最初は、当たり前のことをビックリマークをつけてよく言うなぁと思っていたのですが、

今では駅のホームでも展示されているので、身近に見かけるようになったせいか、ある人からこうたずねられたのです。

「ねえ、授業をしないってどういうことなの???」

と。

こっちが驚きました。

自分は当たり前と思って、衝撃だったのに。

周りの人の中には、当たり前じゃないという衝撃だった・・・。

(ただ念のために言っておくと、自分でやってきた人にとっては、武田塾のやり方は「ふつう」です。
ですので、よく分からない人は、ぜひこっちの「ふつうの」世界へ来てほしいと切に思います。)

世間の声を聴くとはこういうことかと思いました。

目からうろこでした。

自分の常識は、世間の非常識。

しかしそれが今や、常識となりつつあるという現実。

てなわけで、武田塾というのはちょっと尊敬の目で見ています。

「塾の予習って本来の予習じゃないよ」っていうのも、自分でやってきた人にとっては、ふつうのことです。


【まとめ】
★予習は、自力で予習するときに、自分の実力と疑問点が明確になる。
★それが思考力のもととなる。



今日はこんなところで。




【PS】
武田塾の「授業をしない」宣言の衝撃は、モーニング娘と似たような衝撃でした。
モーニング娘?何だそれ?売れそうにない名前だな・・・と当時思ってました。
でもいつの間にかちまたではみんなウォウウォウ言ってましたね。
自分はそれでも見抜けず、ミニモニが出てきたときには、日本は大丈夫か???と頭を抱えてしまったぐらいです。
ただ最近なんとかやっとハロプロというプロ集団のすごさがわかってきました。
きっかけは「ポップ・ミュージック」という曲です。
作ったのは、愛は勝つのKANさんで、オールディーズの要素がつまっています。




KANさんバージョン。








「予習復習は勉強を楽勝モードにするとてもシンプルな勉強法。」
Preparation and review is a very simple method to make study easy.
(素敵な英語表現の見つけ方。まず英作文を自力で作ってみて、そのままそれを検索して、似たような例文があるかないか探します。あってもなくてもこの英文いいなとか自分の発想になかったならば、それを参考にしてそのまま使ったり、さらに手直ししたりしています。)






この記事を書いた人:学習村代表:岡村文昭(フミ先生)

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【自己紹介】岡村文昭。愛知県一宮市の学習塾「学習村」代表。理数系につよい自立型・個別対応のオンライン学習塾です。一緒に英語力・数学力・思考力を鍛えましょう。中学生英語指導では、英作文力重視で定期テスト対策なしでの199番アップや、中1の3学期の英語のテストが26,27点から愛知淑徳大学文学部英語学科へ進学実績など、きっと英語が好きになると思います!オンライン無料相談の申込はコチラ!ホームページはコチラ!【対象・科目】高校生(主に英数物化)・中学生(5科目)
【学歴】一宮西高校⇒京都大学農学部。テレビのコメンテーターの玉川徹さんと同じ学科。
【趣味】ジャズ・ボーカル、歌。オールディーズも好きで、山下達郎さんのラジオ番組「サンデーソングブック」は毎週欠かさず聞いてます。自己紹介の詳細はHPの自己紹介ページにて。 


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