どういうわけだか「僕には無理っす!」という記事へのアクセスが多い。模範解答はあちらこちらにあると思うのだが、なかなか読んでも難しいのかもしれない。
僕自身そうなのだから、よくわかる。まず、解答からよく分からない。ぎりぎり解答をなぞっているだけで、本当は理解していない感じがぞんぶんにある。
わざわざ検索して調べてくれたのに、申し訳ないと思い、いつかもう一度考えてみようかと思っていた。
おかげさまで、なんとか自分の腑に落ちるところまでは来れた。まず何よりも自分にとって納得できるように、行間を付け加えつつ、他人が見ても分かりやすいようにしたつもりだが、
達人たちからみると、余分な言葉や、足りない言葉があるやもしれない。
高みへと奮闘中の誰かの役に少しでも立てれば、幸いである。
まず初めにやったことは、いろいろ書いてみること。
そのうちに、わずかであるが思考の世界の差の壁を通り抜けた気もする。
それは隣り合っていても、そこにあったのかとは気づかないような、ある意味当たり前の壁のようなもの。
それは・・・
当たり前すぎて、しばし沈黙が起こるかもしれない(笑)。
この問題は、意外とシンプルであるということ。
(2)は(ⅰ)と(ⅱ)からできているが、(ⅰ)は名大らしい誘導なのかなと思えたこと。
というのは、シンプルに提示された問題を丁寧に解きほぐしていくと、(ⅰ)と(ⅱ)は、同時進行的に解けるような感じもあるので(寄り道するせいで、それが結果(ⅱ)につながる感じ)、分けなくてもいいかもしれないが、分けることで近寄りがたいものに近寄らせてくれる感じ。
実際、整数問題に限らず、範囲を限定するのはよくあることなので、この問題もまず(ⅰ)で範囲を狭めてくれている。さ迷い歩く数学の子羊たちに、
「おぬし、大事なことを忘れてやせぬか。範囲を絞るのじゃ」
と語りかけているかのようだ。
このように感じたのは、やっと(ⅰ)が理解できたかなと思えたとき、(ⅰ)が理解できれば、(ⅱ)のほうがやりやすそうだと感じてやっとのことだ。
この感覚はうれしい。壁を越えた感じがあるからだろう。
おそらく(ⅰ)がヤマなのだろう。
作業的にではなくて、思考的にという意味で言っている。
余談。問題を解くときには、作業中に解けたという時がある。こういうときには、ミスが起こる。脳内で思考作業が終わってしまっているので、感覚的には「途中」で終わる気満々になっていることが、自分にはよくある。それで最後まで仕上げずに、あ~あ、ということがよくあるのだ。みなさんはそんなことはないかな?
とりあえず、自分なりに理解できたのは、アクセスをしていただいたみなさんのおかげです。
感謝。
みなさんのお役に少しでも役立てれば幸いです。
体に気をつけて。
ストレスをためすぎないように。
人生なんとかなる。なんとでもなる!
万全の体調と態勢で、受験の臨めますように。
PS
あ、この問題解けなくてもいいですよ!よくわかった!というレベルまでいけなくても、気にすることはありません。
受験では、捨てることも大事!
フミ先生の勉強に対する基本的な考え方⇒本居宣長さんの勉強法
この記事を書いた人:岡村文昭
学習村代表。一宮市民会館で「フミ先生の理数教室」開催中。【対象】高校生・中学生【対象科目】英数物化。実力をつければ定期テストも伸びる!定期テスト対策よりも入試当日点や模試などでの得点アップを目指す思考力&実力アップのための自立型個別指導塾です。お気軽にご相談ください。オンラインでの指導も受け付けております。 ホームページ(お問い合わせ)【経歴】一宮西高校⇒京都大学農学部。テレビのコメンテーターの玉川徹さんと同じ学科。塾との関わりは、岩崎京子さんが五輪で金メダルを取った1992年あたりから。【趣味】歌、Nat King ColeとかFrank Sinatraとか歌います。数学。軽登山、岐阜県金華山、百々ケ峰、各務原の迫間さんのあたり。英会話、TOEICとアマゾンプライムで英語学習。【目標】TOEIC900点越え、リスニング苦手世代。【指導実績】国公立大学 愛知県立大学・愛知教育大学・滋賀県立大学・静岡大学・名古屋工業大学・岐阜大学・福井大学 私立大学 東海大学・大阪工業大学・南山大学・藤田保健衛生大学・芝浦工業大学・愛知淑徳大学・金城大学・愛知大学・中京大学・桜花大学・中部大学・愛知工業大学・慶應大学 高校入試 一宮・一宮南・一宮商業・木曽川・名城・愛知啓成・熱田・緑・豊明・東海学園・星城など。
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