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国公立2次試験まであと
令和2年2月25日(火)

愛知県公立高校入試まであと
【A日程】3月5日(Thur)・6日(Fri) 【B日程】3月8日(Mon)・9日(Tue)


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ようこそ。ご訪問いただきましてありがとうございます。
学習村のフミと申します。(自己紹介詳細は下)

今日も(2回目)は、鷲田小弥太さんの「どんな大学に入ってもやる気がでる本」を読んで気になったことどもについて、ご紹介いたします。

p32からです。

🔶大学では独習、自学学習(to study by [for] myseslf)が基本であることが、小・中・高と違う。
大学でこの習慣が身につかなかった人は生涯「自分の意志で学ぶ」という人間だけの特性を身につけることができない。それはもったいない。

(ひとりごと)塾には、集団と個別と自立の3形態があります。ここで個別指導の本質について。1対3よりも1対2の個別のほうが最適とか、1対3の60分個別ならば1人あた20分とか言われますが、これはうわべだけの話。もしも1人あたり20分の「授業」しか受けられないならば、60分授業を聞いていたほうがよいのでは?という見方もできますし、20分の授業しか聞けないのならば、残りの40分の授業は自学自習ということになります。結局自学自習が増えることが個別指導という見方もできるのではないでしょうか。分からないことは聞けばすむという安易な考え方があるので、こうした誤解が生まれるのではないでしょうか。集団指導でも、個別に疑問点を解決できるならば、それは個別指導と言えるのではないでしょうか。重要なのは、個別に問題解決(成績アップ)につながる理解と定着させるための対策が個別にどの程度行われるかということではないか?理解と暗記(定着)を個別に完成させてくれるならば、集団であろうが、個別であろうが関係ないのだ。そこで私は、「理想の学校として、学校へ行ったら、今日の学習範囲が黒板に書いてあって、それを各自教科書や問題集で学んで、分からないところを先生や友達に質問して解決して、最終的にできた人からテストを行い、テストに合格したらその日の授業は終わりという形式」がいいと思っている。これで最低限の理解と定着が確認できる。毎日100%の理解と暗記形式だ。自分の指導も、見かけの形式は異なるとしても(学校ではないので制限があるが)それに近い形を提案させていただく。


🔶しかし大学は学校だからメニューもあって、それをこなせばいちおう「一般教養」は身につく。

🔶筆者いわく、大学へ行って遊びほうけたとしても、高卒と大卒では何かが違うらしい。あいまいだが、大卒後十年して言う言葉は
「もっと勉強しておけばよかった。でも大学へ行って良かった」
もしも高卒だったらもっと勉強しなかったに違いない。

🔶筆者の娘も二人とも「高校にも行きたくない」と言っていたが、30近くになって「大学に行っててよかった」と漏らしたとのこと。

🔶学生の九割九分は試験がなければ学ばない。
(うんうん。学校というシステムのいいところは試験があることだと思います。)

🔶大学と高校までの違い。
大学の教科書には検定がない。高校までは検定があるから、どこに住んでいてもほぼ同じ内容。
例えば、高校までは聖徳太子はいたものとして習うが、大学では「聖徳太子が実在した証拠はない」と習うこともありうる。

🔶🔶🔶ところが就職試験で三流大学でもかなり希望に近い会社に受かる場合がある。四年間地道に就職試験に備える勉強を続けていけば、可能性は高まる。
(念のためにいっておくと、三流で勉強しない人はだめ)

🔶中退と除籍は全く違う。
学費不払いだと、除籍となる。除籍となれば、履歴書に「大学中退」と書くことはできない。書けば、学歴詐称となる。「立つ鳥跡を濁さず」である。

🔶学部卒はアマチュアであるが、四年間でプロになることは可能
 現在、四年制学部の過半数で、学術の高度化で専門を学ぶ場ではなくなっているが、
 一日一二時間、毎週八四時間、四年で一七二八〇時間学べば、プロになれうる。

🔶四年間で教授を追い抜く
 いったん教授になると、自己研鑽をしない先生が過半数をはるかに超えるらしい。

🔶大学に入学しても、知的にも技術的にもまったくしなかった、むしろ退歩したかにみえる過半の学生がいる。

🔶「人生は短く、芸術は長い」医者の始祖ヒポクラテスの言葉。(紀元前462~395)意味は、アート(技術)を極めるには、あまりにも人生は短すぎる。

 現代は知識や技術がどんどん更新されていく時代で、そのスピードも増している。かつては一つの技術を磨き上げればよかったが、現代は現代はどんどん更新し続けていかなければならず、これが現代のプロである。

勉強しなくてはいけない理由ではなくて、勉強し続けなければならない理由がここにある。勉強を受け身ではなくて、自立して学べるようにならなければ、社会に出てから困る理由がここにある


🔶日本の大学進学率は60%に近い。韓国は90%に近い。アメリカは80%(世界三位)だが、過半数はコミュニティカレッジが多い。(誰でも入れて、日本のカルチャースクールと大差はない)

🔶アメリカでは多くの若者が大学に入ってはじめて「勉強」をすると言われる。小中高の教育が崩壊を来たしているから。日本の教育がそれほど立派ではないにしても、崩壊はしていない。日本もアメリカも8割がた自分で学ぶ意志など持っていない。それでも「強制」のなかで勉強してきたものとそうでないものの間にははっきりとした差がある。

🔶授業料は高いか安いか~筆者は単純に高いとは言い切れないという
新入生に「なぜ大学に来たのか」と聞くと「親が行けというから」が多い。

🔶より重要なのは、どんな大学に行こうと、ガンガン学ぶことだ。
(8~9割がそうでないなら、やるべきだろう)

🔶母校の不祥事が出ると、なにか自分が傷つけられたような気がする。

🔶知識は無形だからタダだと思う人がいる。辞書にのっているようなことを聞いて、教えてくれないと「ケチ」という人もいるが、こういう人は手の施しようもないケチ。教育投資の話が通用しない。

(問題集を惜しんで、学校のを無理して使っている人をみると、思います。その一方で好きなことにはどんどん使っていたり。)

(第一章 終わり)

今日は、こんなところで。




この記事を書いた人:岡村文昭

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【自己紹介】岡村文昭。愛知県一宮市の学習塾「学習村」代表。主に英語&数学&思考力を鍛えたい人向けの塾。英語指導では、丁寧な英作文指導で定期テスト対策なしでの199番アップあり。付け焼刃の成績アップは目指さず、しっかりと実力をつける方針。丁寧な教科書フォローで中1の3学期の英語のテストが26,27点から愛知淑徳大学文学部英語学科へ進学実績もあり。
【対象】高校生・中学生・小学生
【対象科目】英数物化(センターレベルぐらいまでならほぼ全科質問可能)
【方針】入試当日点や模試などでの得点アップを目指す 
【学歴】一宮西高校⇒京都大学農学部。テレビのコメンテーターの玉川徹さんと同じ学科。
【塾歴】塾との関わりは、岩崎京子さんが五輪で金メダルを取った1992年あたりから。30前に独立。
【趣味】音楽・歌・数学・宇宙・英語(Amazon Prime Videoで英語学習にハマり中)・軽登山
【好きな歌手】Nat King Cole、山下達郎(サンデーソングブック愛聴)、JUJU、椎名林檎